COTAの路面が改善されなければ、MotoGPが再び戻ってくることはないだろう

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MotoGPライダーたちは、2022年4月のアメリカGPを計画通りに進めるためには、COTAの舗装を少なくとも部分的には改修する必要があると語る。

「僕にとっては、ここにいることが冗談みたいなものだ。悪夢だよ。こんなコースを走ったことはない」と、金曜日の練習後にアレイシ・エスパルガロは語っていた。

「安全委員会で投票を行うならば、レースをしないと言いたい。僕には無理だ。ものすごく危険だ」

COTAでは、通常の摩耗による劣化ではなく、路面下の地盤の不安定さが原因と考えられる奇妙なバンプの出現と長年にわたって戦ってきた。しかし、庭師が芝生からモグラの山を取り除くように、ある場所を処理するとすぐに別の場所で問題が発生してしまう。

MotoGPで最も長い1.2kmのバックストレートでは、バンプの状況は例年よりも改善されていたが、高速コーナーであるターン2~3とターン10で新たに発生したバンプがライダーの不満の種となっていた。

「いくつかのバンプは予想していたが、このバンプはとても危険だ。ターン10に入ると、両輪が宙に浮いてしまうんだ」とスズキのアレックス・リンスは語った。

チェコのブルノが再舗装されていなかったために今年の世界選手権から除外されたことから、COTAも対策を講じなければならないと考えているだろう。

「来年には修復しなければレースはできない。今のサーキットは安全ではない」とリンスは語り、現在の状態ではMotoGPを開催するために必要な基準を満たしていないと付け加えた。

COTAで行われたライダーたちの安全委員会での妥協点は、コストのかかるコース全体の再舗装の代わりに、問題の大きいターン2から10までの部分的な再舗装を容認するというものだった。

「ライダーたちは皆、バンプに対して大きな不満を持っていた。レースができないとか、危険だとか、カレンダーの中で最悪のコースだとか、いろいろな意見が出ていた」と中上貴晶は安全委員会での発言を振り返る。

MotoGP運営は「サーキット全体でなくとも、少なくともターン2からターン10までのすべてを修復する必要がある。これはライダーたちの要望でもある」とし、

「最終的にはサーキット側が決めること。しかし、MotoGP側としては、サーキットが再舗装を望まないと言えば、我々は戻ってこないと思う」と述べた。

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