「彼を最高の形で祝福することが最も重要だと思っていた。そして、チェッカーフラッグの後にコース上で交わしたハグも良かった。たくさんの想いを共有できたので、とても幸せだよ」
バレンシアで開催された今年最後のGPで優勝したバニャイアは、バレンティーノが9回目のタイトルを獲得したときに使用した特別なヘルメットをかぶった。
「バレンティーノへのサプライズを企画し始めたとき、彼の歴史を思い出しながら考えたんだ。最初は去年のヘルメットを使おうと思ったけど、ホンダが非常に強かった難しいシーズンの中で獲得した最後のタイトルの時の彼を思い浮かべて、それを選んだんだ。僕にとっては、このグラフィックが一番素晴らしいと思うよ」
「僕にとってバレンティーノは友人であり、兄であり、彼がしてくれたこと、そして今もしてくれていることで、私はたくさん助けられている」
今回のレースについては「ポルティマオのときと同様、スタートが悪かった。ターン1では4位につけていたけど、ミラーがターン2で小さなミスをしたのでパスすることができた。マーティンの後ろについたところで、ミルが近づいてくるのが見えたので、思い切ってオーバーテイクすることにした。いつも苦戦していたこのコースで勝てたことは、僕にとって大きな意味があるよ」と語った。
「2021年とは違う期待を持って、2022年を迎えたいね。勝てるという自信があるからね。さらに、マシンも以前は曲がらなかったのに、僕らがメンタリティを使って懸命に働くことで、なんとか変えることができた。デスモセディチだけでなく、それに乗るすべてのライダーが競争力を持っていて、素晴らしいチームだ」